ITパスポート試験合格の評価は?
ITパスポート試験に合格していることによる評価は、システム系でなければ良い評価を得られるでしょう。
多くの事務職の人にとっては、定期的にやってくるパソコンの入れ替えでさえ大問題なのです。パソコンやシステムの基礎知識を持っていることは十分評価されます。
次にシステム系の仕事をしている、目指している場合は、ITパスポート試験に合格していることが、そのまま良い評価につながることはありません。なぜなら知っていて当然のレベルだからです。
ですから、ITパスポート試験に合格したからといって、就職で有利になったり、社内で評価されるといったことを短絡的に期待しないほうがよいでしょう。
ただし、逆に知らなければならないレベルですので、情報技術に対する知識が乏しいと思われればITパスポート試験を受けるよう言われるかもしれません。
私はシステム会社の事務屋ですが、例えば、同じ事務屋で簿記3級を持っていても別になんとも思いませんし、逆に伝票の根本的な意味とか分かってない人には簿記3級の勉強しろと言っています。一方、システムの人で簿記3級持っていればおおっ〜と思います^^
(システムの人であっても、ゆくゆくは管理職研修などで決算書の見方や、原価計算の考え方などを覚えさせられるので、決して無駄ではありません。)
ITパスポート試験にトライし、合格することは決してマイナスにはなりません。学ぶ気持ちや、意気込みは必ず評価されるでしょう。
初級シスアドにしても、掲示板などで取得しても意味がないというような発言を見ることがありましたが、それは違います。
確かにシステムを仕事としていて、ITパスポート試験に合格していることが自慢にはなりません。
しかし、ITパスポート試験の受験勉強をし、合格することにより、基礎部分をきっちりと体系的に理解することは、必ずや次のステップアップのに役に立ちます!
情報処理技術者試験に関する資料などは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)殿のデータを利用しています。