ITパスポート試験と初級シスアド試験のレベルの違いは?
ITパスポート試験と初級シスアド(初級システムアドミニストレータ)試験を比較すると、初級シスアドのほうが高い知識レベルを要求されます。
初級シスアド試験は、ITパスポート試験と、一部基本情報技術者試験へと発展的に解消となります。
ITパスポート試験が、主としてITに携わる職業人全てに共通的に求められる基礎知識を求められる試験であるのに対し、初級シスアド試験は、主として部門の情報化推進者として備えているべき知識・技能を求められる試験です。
したがって問われる知識レベルは初級シスアド試験のほうが高く、初級シスアド試験合格者であれば、ITパスポート試験の合格レベルに達していると言えます。
情報処理推進機構(IPA)主催 新試験制度説明会にて
初級システムアドミニストレータ試験はITパスポート試験と比べると難易度が高いと言われているが、ITスキル標準のレベルではどこに相当するのか?
<試験センター回答>
ITスキル標準は主にベンダ側の人材を対象としており、現行試験制度の下でのユーザ側の人材を想定する初級システムアドミニストレータ試験と1対1で対応付けることはできません。新試験制度では、共通キャリア・スキルフレームワークを参照モデルとして各スキル標準も所要の改定を行い、試験との対応付けを行います。
情報処理技術者試験に関する資料などは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)殿のデータを利用しています。