問5
情報技術を利用して顧客に関する情報を収集,分析し,長期的視点から顧客と良好な関係を築いて自社の顧客として囲い込み,収益の拡大を図る手法はどれか。
ア | BSC |
イ | CRM |
ウ | ERP |
エ | PPM |
問5 解答・解説
正解:イ
CRMとはCustomer Relationship Management、日本語で顧客関係管理です。
そのままシーアールエムやカスタマーリレーションシップマネジメントと読む場合が多いです。
企業戦略として顧客関係を強化していく考え方や、そのためのシステムをいいます。
たとえばアマゾンのレコメンド機能(ある商品を購入すると、興味があるであろう別商品を紹介するシステム)や、家電量販店などのポイントもCRMです。
ア、BSCとはバランススコアカード(Balanced Score Card)であり、企業のビジネス戦略などを多角的にバランスよく業績評価するシステムです。
ウ、ERPとはEnterPrise Resource Planningの略で、日本語では企業資源計画、経営資源計画となります。
企業の経営資源である人・物・金・情報を一元管理し有効利用することで、経営改善を図る手法です。
エ、PPMとはプロダクトポートフォリオマネジメント(Product Portfolio Management)のことです。
企業の事業や製品を相対的マーケットシェア(市場占有率)・市場成長率を軸としたマトリクス表に落とし込み経営分析を行う手法です。
花形(Star)・金のなる木(cash cow)・問題児(question mark, problem child)・負け犬(dogs)に分類します。
PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)
ストラテジ系過去問一覧(2009年春)
情報処理技術者試験に関する資料などは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)殿のデータを利用しています。